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【戸建て編】不動産査定における物件個別の評価要因一覧

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【戸建て編】不動産査定における物件個別の評価要因一覧

【戸建て編】不動産査定における物件個別の評価要因一覧

2026/09/20

【戸建て編】不動産査定における物件個別の評価要因一覧

一戸建ての不動産査定では、「土地の評価」と「建物の評価」を分けて算出し、それらを足し合わせた上で周辺環境や個別事情を加味して適正な査定価格を導き出します。

1. 土地に関する評価要因

一戸建て査定において、土地は築年数が経っても価値が残りやすいため非常に重要な評価項目です。

 

【プラス要因】

●良好な形状(整形地)

正方形や長方形など、無駄なく効率的に建物を配置できる形状。

●角地・二面道路

日当たり・通風が良好で、建蔽率(建ぺい率)の緩和措置が適用されるケースが多い。

●南向き道路・広い公道に面している

採光面で非常に優れ、道路幅員(5〜6m以上)が十分であれば車の出し入れもスムーズ。

●平坦地・高台

傾斜や高低差が無く、工事費用を抑えられる地勢や、水害リスクが低く眺望が良い高台。

●間口が広い

道路に接する幅(間口)が広く、並列駐車のスペースや開放的な玄関を配置可能。

 

【マイナス要因】

●不整形地(旗竿地、三角地、変形地)

敷地の利用効率が落ち、建物の設計や外構計画に制約が生じる。

●高低差・崖(がけ)に面している

擁壁(ようへき)の築造・修繕費用が必要になったり、建築基準法上の制限(がけ条例)を受けたりする。

●接道条件の不備(再建築不可・セットバックが必要)

接道幅が2m未満で再建築不可の土地、または道路幅員が4m未満のため敷地の一部が道路として削られる(セットバック)。

●境界未確定・越境物

隣地との境界確定測量がなされていない(境界トラブルリスク)、または塀や樹木、屋根の越境がある。

●土壌汚染・地中埋設物

過去の土地用途による土壌汚染や、地中に古家の基礎・ガラ・井戸などが残されている。

 

2. 建物(構造・状態)に関する評価要因

建物の評価(主に原価法)では、構造・築年数による減価償却に加えて、保守状態や耐震性が大きく関わってきます。

 

【プラス要因】

●適切なメンテナンス・リフォーム履歴

定期的な外壁塗装・屋根防水、水回り設備の刷新、シロアリ予防施工などが実施されており、履歴(施工図面や領収書)が残っている。

●大手ハウスメーカー施工・注文住宅

施工精度への信頼、独自の長期保証制度(継承可能なもの)、高品質な構造材が評価される。

●耐震性能・住宅性能評価の取得

耐震等級2〜3の取得、長期優良住宅の認定、高い断熱性(ZEH仕様など)を備えた省エネ住宅。

●使いやすい間取り・豊富な収納

ファミリーに人気の3LDK・4LDK、家事動線(回遊動線)が良い、パントリーやシューズインクローゼット等の収納力。

 

【マイナス要因】

●雨漏り・シロアリ被害・構造の不具合

過去の被害放置、または現在進行形で雨漏り・床下のシロアリ被害・基礎のひび割れ(クラック)がある。

●旧耐震基準(1981年5月31日以前の着工)

耐震診断や耐震補強工事が実施されていない場合、住宅ローン控除の対象外となり買い手が付きにくくなる。

●建物の傾き・著しい老朽化

地盤沈下等による建物の傾きや、長年空き家で放置されたことによる傷み(解体前提の土地評価になる場合もある)。

●違法建築物(オーバーローン・既存不適格)

容積率や建蔽率を超過して増改築を行った物件(住宅ローンの審査が通りにくくなる)。

 

3. 設備・インフラ・外構の評価要因

 

【プラス要因】

●人気の付加設備

太陽光発電システム・蓄電池、床暖房、食洗機、浴室乾燥機、EV充電設備など。

●インフラ(都市ガス・上下水道直結)

ランニングコストの安い都市ガス対応や、公共下水道が整備されている。

●充実した駐車スペース・外構

自家用車2台以上が停められる駐車スペース(ハイルーフ車対応含む)、綺麗に維持されたお庭・フェンス。

 

【マイナス要因】

●汲み取りトイレ・プロパンガス(個別LPG)

下水道未整備(浄化槽や汲み取り)や、都市ガス未対応による毎月のコスト負担増加。

●駐車不可・または軽自動車のみ

駐車場がなく近隣で借りる必要がある、または道路や車庫が狭く普通車が停められない。

 

4. 周辺環境・立地の評価要因

 

【プラス要因】

●駅徒歩分数と生活利便性

駅から徒歩10〜15分圏内、近くにスーパー・コンビニ・病院・ドラッグストア・公園がある。

●子育て環境・治安の良さ

人気の小中学校の学区内、交通量が少なく静かな住宅街(第一種低層住居専用地域など)。

 

【マイナス要因】

●嫌悪施設・騒音源の隣接

墓地、高圧電線・鉄塔、線路・高速道路(騒音・振動)、工場・ゴミ処理場など。

●災害リスク(ハザードマップ)

洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域(レッドゾーン・イエローゾーン)に該当している。

 

査定を受ける際のポイント(戸建てオーナー様へ)

一戸建ての査定では、「見えない部分の価値(構造や維持管理の記録)」を不動産会社へアピールすることが査定額アップの鍵となります。

 

●建築時の書類

建築確認済証、検査済証、設計図面(平面図・立面図)、住宅性能評価書

●メンテナンス・修繕の証明

外壁塗装・屋根工事の保証書、シロアリ防除の施工証明書、リフォーム時の見積書・図面

●境界・インフラ関連の書類

確定測量図、境界確認書(隣地との境界がはっきりしているとスムーズです)

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